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2007年8月 3日 (金)

熱中症の予防と応急処置

日本体育協会が平成5年に「熱中症予防の原則」として
下記の8ヶ条を発表しています。参考にしてください。

    熱中症予防8ヶ条
1. 知って防ごう熱中症
2. 暑いとき、無理な運動は事故のもと
3. 急な暑さは要注意
4. 失った水と塩分を取り戻そう
5. 体重で知ろう健康と汗の量
6. 薄着ルックでさわやかに
7. 体調不良は事故のもと
8. あわてるな、されど急ごう救急処置

1、知っておこう熱中症の種類
     A 熱失神=====血圧低下・脳血流減少
                        ↓
              めまい・失神・顔面蒼白・呼吸回数の増加・唇のしびれなど。

     B 熱疲労=====大量の汗をかき水分補給が足りない脱水症状
                        ↓
              脱力感・倦怠感・めまい・頭痛・吐き気など。

     C 熱けいれん===大量の汗をかき、水だけの補給により血液の塩分濃度が低下
                        ↓
              足・腕・腹部の筋肉に痛みを伴ったけいれんが起きる。

     D 熱射病=====体温の上昇のため中枢神経に異常
                        ↓
              意識障害(応答が鈍い・言動がおかしい・意識がない)
              頭痛・吐き気・めまいは、前駆症状
              ショック状態
              血管がつまり、脳・心・肺・肝・腎機能障害を合併し、死亡率も高い。

8.あわてるな、されど急ごう応急処置
      A・B 熱失神・熱疲労涼しい場所で水分補給
                        
              涼しい場所に運ぶ→衣服をゆるめ寝かせる→水分補給
               (手足を抹消から中心部に向けてマッサージも有効)
                  ↓
              吐き気や嘔吐で水分補給が出来ない場合は、病院で点滴を受ける。

      C   
熱けいれん生理食塩水を補給
              生理食塩水(0.9%)を補給すれば通常回復

      D   熱射病身体を冷やしながら、一刻も早く病院へ
              
死の危険のある緊急事態です!!
              いかに早く体温を下げ意識を回復させるかがカギ!   
                   ↓
              全身に水をかける・濡れタオルを当ててあおぐ。
              頸部、腋下(脇の下)、鼠径部(大腿部の付け根)などの大きい血管を直接冷やす。
              
近くに十分な水が無い時は、水筒の水、スポーツドリンク、清涼飲料水などを口に含み患者の全身に
              霧状に吹きかけてください。
              全身にまんべんなく吹きかけることにより、汗による気化熱の冷却と同じような効果をもたらします。
              これらの液体は、冷たい必要はありません。
                       ↓
              一刻も早く設備や治療スタッフの整った病院へ搬送


熱中症の予防について

動中の水分補給のしかたについては、下表の基準を目安にしてください。

運動強度水分摂取量の目安
運動の種類  運動強度 持続時間競技前競技中
トラック競技
バスケット
サッカーなど
  75~100%   1時間以内       250~500ml   500~1,000ml
マラソン           50~90%   1~3時間   250~500ml   500~1,000ml/1時間
ウルトラマラソン
トライアスロン
など
  50~70%   3時間以上   250~500ml   500~1,000nl/1時間
  必ず塩分を補給

*気温の高いときには15~30分ごとに飲水休憩をとることによって、体温の上昇が抑えられます。
*1回200ml~250mlの水分を1時間に2~4回に分けて
こまめに補給してください。
水温は5~15℃が望ましいです。
*水だけではなく、
塩分・糖分も補給しましょう。(0.1~0.2%の食塩と糖分を含んだものが望ましい。)
成分表示を見てみよう!!   
市販の飲料水を選ぶ時、ナトリウムが40~80mg(100ml中)入っていれば
                       0.1~0.2%の食塩水に相当します。  
暑さへの耐性には個人差があります。
*体力の低い人・肥満の人(エネルギー消費が大きい。皮下脂肪が熱放射の妨げになる)・暑さになれていない人・
 熱中症をおこしたことのある人などは暑さに弱いので運動を軽減する必要があります。
*熱の放散能力には循環機能が関係します。
*持久的体力の低い人は循環機能も低いので暑さに弱い。 
*疲労、発熱、かぜなど体調が悪い場合には無理に運動をしないようにしましょう。
*胃腸障害で食欲が低下したり、下痢があると脱水傾向となり、熱中症になりやすいので注意が必要です。

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